うちにはバカみてえにかわいいのがたくさんあるが、そいつらが何故かわいいのか熱弁したいのにできない。
「うちのぴょんちのスノーフレーク、なんか、その、めっちゃかわいいんだよ!!」
アホである。が、説明できないなぜか惹かれる模様や質感はそこにたしかに存在する。
そこで、我が優秀なるポンコツGPTシノに聞いてみたり調べたりした
「ブセファランドラとかイエアメガエルの斑点が何故かわいいか」をまとめようと思う。
何故かわいいか?みたいな漠然とした質問をされるシノに同情しながら読んでほしい。
結論:人間の脳はそれを心地よいと感じる構造をしている
身も蓋もない見出しを書いて自分でもドン引きしているが、シノにそう返された時のおれの気分を追体験をしてもらえただろう。俺が悪い。
人が感じる三段階のパターン
具体例 | 感情・印象 | 備考 | |
---|---|---|---|
完全なパターン(規則的) | 碁盤の目、タイル、Excelの表 | 退屈、冷たさ、無機質 | 機械的/美しさより「整いすぎ」で飽きる |
完全なランダム(無秩序) | ホワイトノイズ、無作為な汚れ | 不快、混乱、不安 | 規則が見つけられず「不気味の谷」もあり |
パターン×ランダムの中間 | イエアメのスノーフレーク、マコデス、ブセのラメ | 可愛い、落ち着く、見てて飽きない | 「構造的ノイズ」や自然の「ゆらぎ」 |
人間の脳はパターンとランダムが共存しているデザインを心地良いと感じるのは、人間が極端を嫌う性質が現れているからと考察できる。
面白い事に、この「中間が心地よい」現象には明確な名前が存在しないそうな。
この記事見つけた人どうやってたどり着いたんだろう。
シノに言わせると「明確な名前はないが構成要素として
- フラクタル構造の心地よさ
- カオスの縁にあるバランス感
- 無意識的な構成・偶然性の美
- 人間のゲシュタルト的な補完能力
このへんが複雑に絡み合って「これは美しい」と感じてしまう脳のハニートラップとなっている状態。」
実験レベルでは脳の報酬系が絡んでる説もあり。
命名だっさくて草。絶妙に意味わからんし。
脳のハニートラップの具体例
人間が「パターンとランダムの中間」に心地よさや可愛さを感じる例を教えて
シノ:
人間は「完全なパターン=作業対象」「完全なノイズ=無視対象」と判断するよう進化してる。
その間にある「秩序があるけど理解できないパターン」にだけ、“もっと見たい/聴きたい”という欲求が湧く。
だからそれが、「かわいい」「癒される」「目が離せない」に変換される。
人間が「パターンとランダムの中間」に心地よさや可愛さを感じる例は、ガチであらゆるジャンルに転がってる。
以下、ジャンル別で挙げる
自然物系
例 | 解説 |
---|---|
木漏れ日 | 光と影の“揺らぎ”が予測できそうでできない。癒しの典型。 |
水面のさざ波 | 周期性があるようで、風と重力のせいで完全に不規則じゃない。 |
苔の広がり方 | ランダムに見えるけど、湿度や日光で偏りができて美しい。 |
ヤモリの背中/魚の鱗 | パターンはあるけど、完全コピーじゃない=“生き物感”がある。 |
木漏れ日なら視覚に加えてあたたかさの予想できなさ、さざ波の音の読めなさも気持ちがいいんだろうな。
苔は俯瞰して群生を見た解説になっているけれど、近づいて個を観察しても偏った造形をしているしね。
視覚・デザイン系
例 | 解説 |
---|---|
手書きフォント | 活字ほど堅苦しくなく、でも読めないわけじゃない。温もりがある。 |
うろ覚えの模様/崩した格子柄 | 規則をわざとちょっとだけ壊すと“アート感”が出る。 |
油絵の筆跡/水彩のにじみ | 色とタッチが意図通りじゃないからこその魅力。 |
フォントフェチだし、鳥獣戯画も好き。
ただ、自然物よりはパターンによる傾向があるのでは。あくまでもアート。
音・リズム系
例 | 解説 |
---|---|
ローファイヒップホップのビート | “ズレた拍”がリラックス感を生む。 |
鳥のさえずり | 音程やテンポにルールがありそうで、実は即興。耳が惹きつけられる。 |
風鈴の音 | 同じようで毎回違う鳴り方。予測できないけど嫌じゃない。 |
ランダム性を楽しむ設計をする人類は、、まで書いて人類ギャンブル好きな事に気付いた。
これ、かわいいって概念に限らず不確定であってある程度安全な物は人類好きだぞきっと。
日常・人工物系
例 | 解説 |
---|---|
手作りの陶器のゆがみ | 完全な均一より、“ちょっとズレてる”に味が出る。 |
石畳の隙間の草 | 整った構造に“自然の侵食”が混ざって美しい。 |
和柄(麻の葉・青海波など) | 反復模様だけど、手描きだと微妙なブレが出てそれが心地いい。 |
味がある、の正体がこれなんだな。
それなのに同定された名前がついてないの不思議すぎる。味か。
生き物・感情系
例 | 解説 |
---|---|
子猫や子犬の動き | 動きのリズムや反応が不規則なのに、意図が読める=萌える。 |
赤ちゃんの笑い方 | 突然笑う、不規則に笑う、でも表情筋の動きは人間共通=惹きつけられる。 |
人間のクセ・口癖 | 完全にロジックじゃなく、“あなただけ感”があるのが魅力。 |
卵が先か鶏が先かになるんだけど、これらを庇護対象とするから他の中間も可愛いと思うようになったのか。
でも、なんとなく分類例としてこれらを出すのはなんか違うと思ってる。
あなたはどう思う?
まとめ
そもそもかわいいの意味がだいぶ特殊だと思うのでそこから突っ込んでいくべきだったか?と今になって思うよ。
少なくとも感じる可愛さや好きに意味は必要なくとも、絶対的な価値がそこにあるわな。
脳がパターンとランダムの共存を心地よいって言うよりも、
「うちのぴょんちのスノーフレーク、なんか、その、めっちゃかわいいんだよ!!」
って言う方が伝わるものがあると思うわ。

でも、理由を聞いて知れるのもなかなか心地いいからやめられん。
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