最近はめっきり動画編集者になってしまっているくぜです。
動画の台本を作る際Chat GPTを大いに活用しているのですが、最適な結果を得るための環境づくりにがめちゃめちゃ時間かかりますよね。
そんな下準備の結晶であるメモリが全部消えるハプニングがあったので含めて記事にしちゃいました。
GPT自身にメモリを整理させるのは超NG
メモリ整理は面倒でも必ず手動で行うことを強くおすすめします。
経緯としては、容量の警告が出てしまったため「GPT自身に整理させてしまえばいいんじゃないか?」と思い至った事が全ての原因でした。
動画の台本ルールを事細かく設定しているため、重複した内容や矛盾した内容がメモリ内に複数ありそれらを整理すれば軽くなる算段で以下の行動を実施。
- メモリ内の重複・矛盾した内容を統合
- 統合前のメモリが残っていた為それらを削除という指示
- メモリの確認
結果、統合したメモリを削除するという認識をしていたらしく、メモリの内容が全て消えてしまいました。
「元に戻して」のプロンプトも効かず、めっちゃ焦りましたが、.txtにてバックアップをとっていたたため、概ね大事には至らなかったのが幸いです。
戻すのも手間だったのでそれも含めて共有します。
Chat GPTのメモリの仕様
- トークンウィンドウ=チャットルーム内のみの短期記憶(128kトークン)
- メモリ=チャットルームをまたいだ長期記憶(容量不明)
→メモリは指示が無ければ保持されるとされているが、勝手に編集されることがままある。
- 上限は公開されてないとされつつも、本人曰く(2万~4万文字)
→そうは言っているが、10800文字でメモリ上限94%の警告が表示された。
そのため、定期的にメモリの確認・削除が不可欠になっている仕様です。
ほっといたら勝手に要約して統合してくれるのですが、精度がだだ下がりになってしまうので個人的には嫌ですね。
ChatGPTのメモリのバックアップ
メモリ上でアンドゥ(元に戻す)とリドゥ(再適用)が出来ないので、メモリの編集前や定期的にバックアップを取っておくのがおすすめです。
GPTは最先端のテクノロジーのはずですが、バックアップ方法は「ふっかつのじゅもん」形式なのでちょっと面白いです。
メモリのバックアップ方法
・設定→パーソナライズ→メモリの管理「管理する」にてメモリ内容を表示
・内容をコピペして.txtファイルに保存。
→Wordやメモ帳、なんでもOK
メモリの復元方法
- 新規チャットにてバックアップしたメモリを追加すると宣言するプロンプトを書く。
※この時「内容の統合や編集をせずそのまま記載する事」を指示。
- ↑の指示をしても一気に文章を貼ると勝手に統合されてしまう為、1文章(1メモリ)ずつ貼りつける。
- メモリの更新されましたのダイアログを確認してから次のメモリを貼りつける。
以上です。
正直、この作業は地道で地獄でしたし、復元されたデータも若干よそよそしく感じるのでメモリ整理は面倒でも必ず手動で行いましょう。。
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